2013年11月21日(木曜)晴
アヌラーダプラ(Anuradhapura)
バスでコロンボ空港からニゴンボそして西海岸を通りプッタラマ経由、
アヌラーダプラまで約4時間30分、約190km移動しました。
スリランカの北中部州にある古都。世界文化遺産登録1982年。
紀元前5世紀から紀元11世紀までスリランカ北部を根拠地としたシンハラ人を主とする王都。
数多くの仏教遺跡があり、仏塔もたくさん残されています。
文化三角地帯(Culture Triangle)
ここにある遺跡の多くは、規模、歴史的価値において非常に重要。
これらの遺跡は現在でも祈りの対象になっています。
遺跡は古代から続いた歴代の仏教王朝が造り上げてきたもの。
初めは北部にあった都が、インドからの侵略によって南下を余儀なくされ、
遷都を続けた跡です。
アヌラーダプラは、およそ2500年以上も前にスリランカ最古の都があった所で、
仏教はこの地からスリランカ全土へ、
そしてミャンマー、タイ、カンボジアへと世界各地に広がっていった。
しかし南インドからの侵入と抗争の繰り返しにより約1400年間で幕を閉じた。
この地に栄えた王朝は高度の文化を持っていて、今なお利用されている灌漑施設や
上下水道も当時造られたものです。
文化三角地帯の各遺跡は、現在もユネスコによって修復整備が続けられています。
スリランカの仏教
上座部仏教と大乗仏教
釈迦の死去後に500人の弟子が第1回目の結集を行い仏典編纂のための会議を開催。
その100年後に第2回目の会議があった。
この時に教団の戒律を守ろうと主張した長老などの上座部と
改革派の大衆部に分裂(根本分裂)する。
さらにその後に20近くの部派に分裂(枝末分裂)した。
紀元前3世紀のインドのアショーカ王が上座部仏教を保護してスリランカにも仏教を伝えた。
5世紀にインドのブッタゴーサが来島しパーリ語の注釈書を完成。
「清浄道論」を著してセイロン島での上座部仏教を確立させた。
マハー・ヴィハーラ派(上座部仏教)、アバヤギリ・ヴィハーラ派(大乗仏教)、
ジェーダヴァナ・ヴィハーラ派(上座部仏教・大乗仏教の中間)の鼎立は
3世紀から12世紀までパラークラマ・バーフ1世の「サンガ浄化」が始まる時代まで続いた。
国立サンガ(僧集団)を設立して権威を立て直してマハー・ヴィハーラ(大寺)派だけを残した。
イスルムニア精舎(Isurumuniya Vihara)
岩肌に造られた寺院、創建は紀元前3世紀。
イスルムニア精舎の全景
イスルムニア精舎のガードストーン(左右対象)
人物と馬の顔が岩に掘られている
シンハラ人ガイド ニュートンさん
イスルムニア精舎の涅槃仏
イスルムニア精舎の涅槃仏
仏陀と菩薩達
王の一族の彫像
イスルムニアの愛人
4世紀~6世紀の作品
岩の頂上から 遠く樹林が広がる
岩の頂上から 後方の湖・ティッサウエア
岩の頂上で記念撮影
岩山の上にある仏足
スリーマハー菩提樹(Sri Maha Boghi Tree)
スリランカの菩提樹のふるさと
イスルムニア精舎の菩提樹 (樹齢2200年以上)
黄金色の支柱で支えられている木の方がインドから持ってきた菩提樹
紀元前3世紀にインドのアショーカ王の王女サンガミッタが、インド・ブッタガヤの
菩提樹(その木の下で仏陀が悟りを開いた)の分け木をここに運び、
当時のデーワーナンピヤ・ティッサ王が植樹したものといわれています。
金の壺に入れたまま植樹したので木の生長が遅く何千年経ても枯れないといいます。
インド・ブッタガヤの菩提樹は元の菩提樹ではなく新たに植えたものだそうです。
悟りを開いた菩提樹は、ここだけに残っています。
菩提樹の木を歩く猿
ルワンウェリセーヤ大塔(Ruwanwell Seya Dagoba)
天を突くようなアヌラーダプラのシンボル
白く巨大な仏塔(ダーガバ)
脱帽、裸足で参拝します。
靴下は履いていてもよい。短パン、ノースリーブは不可。
近づいてくると大きさを実感します。
高さ55m、紀元前2世紀完成当初は110mあったという。
たくさんの象の彫刻に門が守られている。(右側)
門の左側の象 両側で338頭の象の彫刻がある。
仏塔の先端に大きな水晶があり日光を浴びて青色に輝くそうである。
それを見ると「幸運を引き寄せられる」そうです。
仏塔の先端に大きな水晶 (Maさん撮影)
ルワンウェリセーヤ大塔説明の電動看板
トゥーパーラマ・ダーガバ(Thuparama Dagoba)
仏陀の右鎖骨を祀った仏塔、アヌラーダプラ最古の仏塔
釣鐘型の高さ19mの白い仏塔、1840年再建
仏塔周りの石柱は仏塔に屋根を付けるために建てられたもの。
ツインポンズ(Twin Ponds)・クッタム・ポクナ(Kuttam Pokuna)
いにしえの僧たちの沐浴場
かなり深い沐浴場である。鏡のような池面に空と雲が映っていた。
クッタム・ポクナに居た土産屋さんの子犬
ジェータワナ・ラーマナ(Jatavana Ramaya)
アヌラーダプラのどこからも見える
高さ70m、直径112m、アヌラーダプラにある最も大きな仏塔。
赤黒い煉瓦がむき出しになっている。周辺には古代寺院の土台が残っていた。
昔は高さ122mあったという。
ルワンウェリセーヤ大塔から1kmの距離にあり向き合って立っている。
ゴールデンシャワーツリー (ゴールデンタテリア?)
マメ目マメ科ナンバンサイカチ属の熱帯性高木
ジェータワナ・ラーマナで記念撮影
ホテルに戻る途中のナワーラウエア貯水池湖畔から
白いルワンウェリセーヤ大塔と赤黒いジェータワナ・ラーマナが望まれた。
ホテル エデン ガーデン(HOTEL EDEN GARDEN)
古いけれど雰囲気があるホテル、まあまあ、ツアーに含まれているホテル
食事スペースが外なので虫が多いがスリランカ料理は美味しい
Free無線LANがフロント前で使用できた室内では不可。
Hotel Eden Garden入口
Hotel Eden Gardenのプール
シーギリヤへ街の入口
シーギリアロックの王宮の入口階段にあるライオンの足
ホテルの近くにあったHENRY BATIKS(ロウケツ染め)工場
ロウケツ染めの説明中
1500Rpで購入
1500Rpで購入
ホテル隣の雑貨店
ビーチサンダルを250Rpで購入
0 件のコメント:
コメントを投稿